2019年セレクションセール上場馬で面白そうな馬をピックアップしました。

時間が足りず全頭見る事ができませんでした。


NO.17レオアルテミスの18
父リオンディーズ母父クロフネ
サンデーサイレンスの中にクロスを収める形態。Habitatを押さえつつサンデーの中で重要な役割をしてるHyperionを強調した優れた配合。リオンディーズ産駒はどうしてもサンデーとNorthern Dancerでごちゃついてしまうが、その中ではスッキリしている。



No.111カワカミプリンセスの18 牡
父ダイワメジャー 母父キングヘイロー
Halo系列クロス(HaloからPhalarisまで続く壮大なクロス!)主導にNorthern Dancerのアシストを加えた配合。母カワカミプリンセスがHail to Reasonを主導にNasrullah系のスピードアシストを加えて大成功を収めたので、Halo主導の本馬は母の傾向を引き継げたのでは。
開花は早くても本格化には時間を要する可能性も。芝マイラーで。



NO.112アクティビューティの18 牝
父オルフェーヴル 母父バゴ
07-06-07-13
母母父ワッスルタッチ内にクロスが綺麗に収まり、かつバランスの取れた良い配合。ワッスルタッチがどうかという問題はあるものの、アクティビューティの配合としてはベストに近い。
スピードはCosmahとNasrullahから。スタミナはHyperionとBlandfordから補給し父の流れを汲んでいるのはプラス。晩成芝マイル~中距離タイプ。Nasrullahの影響が強く出て短距離で結果を出す可能性はある。



No.163マラジニアの18
父スクリーンヒーロー 母父Whipper
Sadler's Wells~Northern Dancerクロスの主導。NeverBend、Hail to Reasonのスピード、スタミナを直接補強できるのが本配合の特徴。他に前面でDanzig5×5、Lyphard5×5があり、Northern Dancer系の血が全体をまとめているのも面白い。
仕上げ難さ、完成まで時間がかかる点はマイナスだが、能力が開花すれば欧州の芝2400mで活躍できそう。日本では重厚過ぎて芝ではスピード不足とみなされてしまい、ダート短距離を走らされるおそれも。



No.170シルクヴィーナスの18
父カレンブラックヒル 母父ティンバーカントリー
これといったスピードの凄みは無いが、Northern Dancer系列クロス(Nearctic経由)を主導勢力としてRaise a Nativeのスピードを加えた配合。特徴は主導の明確性とHoneywayをクロスして押さえた事。
地味ながら息長く稼いでくれそう。



No.174ライブリハートの18
父キズナ 母父プリサイスエンド
母母内Fabulous Dancerにクロスを集める形態。スピードはAlmahmoud、Bold Ruler、Native Dancer、Turn-Toから。スタミナはDonatelloから。前面クロスをごちゃつかせずにFabulous Dancerにまとめきった点が長所。晩成芝中長距離タイプ。能力開花を果たせば息の長い活躍が期待できる。