こんばんは。簡単ですがロードサラブレッドオーナーズ2017年度募集馬の評価をしました。

2016年度募集馬に関しては辛めの評価で、その内容をブログに載せる事をしなかったのですが、今の所ロードは好調で、私の予想は大きくハズレてしまいました。もっとも私の評価は1次募集馬に関してであり、今は2次募集馬が牽引している状況ですと強がらせてください。

それでは早速まいります。

★★出資したい馬 ★懸念材料はあるが出資したい馬

No.1キャトルフィーユの2016 ★★
The Dancer(=Kazadancoa)5×4とSomething Royal6*7×6で全体をまとめ、主なクロスは左記2つの血と直結していて、まとまりは良好。スピードはRaise a Native、Turn-to、Spy song、Tudor Minstorelから。スタミナはSomething Royal、Graustark(=His Majesty)から。
仕上げ難さはあるも厩舎の技量で克服か。成長力の期待できるマイル~中距離型。

No.2キャサリンオブアラゴンの2016 ★
Kingmambo(=Monevassia)3×2は後が続かず影響はさほど強くない。SecretariatとNorthern Dancerを中心にHis Majestyのスタミナ、Nasrullahのスピードを生かしBMSを強調した配合。
芝中距離型のムラ駆けタイプ。切れ味勝負は分が悪いのでダートで花開くか。

No.3ハーフムーンの2016
Kingmambo3×4内のNorthern Dancer、Specialがクロス。他にBuckpasser、Graustark(=His Majesty)、Mill Reefもクロスし散漫な内容。良く言えばキングカメハメハ再現型配合。
芝中距離。時計を要する馬場が合いそう。

No.4グラシャスギフトの2016
Storm Cat3×3はあるがSeeking the Goldが強調され主導が不明確。2歳デビュー可能なダートの短~中距離型。

No.5ニンフェアアルバの2016
Storm BirdとNight Sift内の血で能力形成。母内ドイツ系はあまり生かされず。ダート中距離型か。デビューは早そう。

No.6オーシュペールの2016
NureyevとSadler's WellsそしてStorm Birdとノーザンテーストが互いの能力を引き出していて素朴だが整っている。Crimson Satanのスピードも開花すれば面白い。デビューは早くダート短距離で勝ち上がりそう。

No.7カブリオレの2016
Mr.ProspectorとNijinsky~Northern DancerさらにBuckpasser、Secretariat内の血がほぼクロスする血の濃い配合。短~中距離型でデビューは早い。健康に不安がありそうで順調さを欠く心配あり。

No.8ワンフォーローズの2016
レディアルバローザ、エンジェルフェイスと4分の3同血。キャトルフィーユの叔母。前面で異系統クロスが複数並ぶので仕上げが難しそう。芝向きの馬だがスピードを開花させるのに苦労するかも。

No.9ワイルドココの2016
Northern DancerとBull Pageでまとめたシンプルな配合。ドイツ系の血が豊富だが仕上げ易さや牝馬らしい素軽さが期待できそう。しかし奥の深さは無く、1勝はできてもその先は未知数。

No.10フィラデルフィアの2016
本馬は父母とタイプが微妙に異なり、Hornbeam7×5主導によりHyperionとNasurullah~Nearcoで全体をまとめる。詰めは甘そうだが悪くない。芝のマイル~中距離タイプ。後は馬体次第。

No.11スピニングワイルドキャットの2016
Hail to ReasonとAlmahmoudで全体をまとめる。底力と成長力が期待できる。キレより力強いスピードを持つ。ディープ産駒の中では異質。時計を要する芝中距離が合う。

No.12レディアルバローザの2016
Sir Gaylord6×5主導。キャトルフィーユ、エンジェルフェイスと似た形態だがNorthern Dancerクロスが派生して牝馬らしい素軽さは左記2頭より劣る。勝ち味に遅そうだが底力があり息の長い活躍が期待できそう。芝中距離向き。

No.13レディブラッサムの2016 ★★
Northern Dancerを主導。スピードはNasrullah、Tudor Minstrel。スタミナはHis Majesty、Prince Quilloから。全兄ロードカナロアは短距離からマイルを得意としていたが、本質的には芝中距離型。

No.14パーフェクトトリビュートの2016
Dubai Millennium~Seeking the Gold強調型。仕上げが難しいそうなタイプ。2017年日本ダービー馬レイデオロと共通する部分はあるが、芝よりダートそしてマイル前後の距離が合うかもしれない。

No.15シンメイフジの2016
父と母の相性は今一つで、父はオルフェーヴルあたりが良かったかも。芝中距離が合う。勝ち上がりは早そう。

No.16エルテアトロの2016
父と母の相性は今一つ。ダートで時計の要するレースに活路。

No.17レディルージュの2016 
Hail to ReasonとAlmahmoudでまとめHaloを強調。Haloの中にクロスが概ね収まり優れた内容。2歳から活躍できクラシック路線に乗る可能性も。血統面は問題なく脚元次第か。

No.18レディカーニバルの2016
兄姉に活躍馬多数。BMSの世代後退が大減点だが手堅くまとまっており、調教次第でそこそこの活躍は期待できる。芝短距離~マイルが合う。また息の長い活躍も期待できそう。

No.19ハリケーンフラッグの2016
Mr.ProspectorとNorthern Dancerでまとめ、左記2つの血へのまとまりは良好。ダートのスタミナタイプ。デビューは早くできそうなので目標は関東オークスか。

No.20インディアナギャルの2016 ★
Northern Dancer系列ぐるみとHail to Reasonでまとめる。Prince ChevalierとDonatelloのスタミナを取り込むしっかりした内容。荒れ馬場、重馬場で思わぬ好走があるかも。
芝中距離で古馬以降の活躍も期待できるタイプ。

No.21エンジェリックレイの2016 
Night Siftとノーザンテースト内の血でまとめる。父母の血の大部分は眠ったままで奥行きの無い配合。しかしシンプルにまとめられているので、仕上げやすく早期活躍が期待できる。
芝短距離~マイルに適性。

No.22アンビータブルの2016
Nearctic主導でWild Againを強調。シンプルで半兄より仕上げやすい。またノヴェリストのスタミナを不完全ながらも目覚めさせている。芝マイルに適性。脚元次第で息の長い活躍も可能。

No.23ピュアゴシップの2016
Nijinsky~Northern Dancerでまとめる。ノヴェリスト産駒では珍しくMonsunのスタミナが生きているが牝馬向きの素軽さは備わっていると思われる。脚元が大丈夫ならば面白い存在。
本来は芝中距離型だろうがダートで良さを生かす可能性が高い。

No.24ラパージュの2016
Kingmambo3×3にクロスを集める形だがドイツ系の血がほぼ眠った状態で能力参加は不足気味。
シンプルさはあるので2歳のダート短距離路線で何とか。

No.25フェリスの2016
トニービン4×3はそれなりに有効でHyperionの血を上手にまとめている。またBalladier~Black Tonyの米系スピードは目覚めているが、まとめ役となる適当な血がなく、ちぐはぐな内容となっている。
芝マイル前後に適性があると思われるが、スプリンターに出る可能性も。

No.26アウトシャインの2016
ロードカナロアと50%同血。Hyperion主体の箇所があり、カナロアの血との相性は悪くは無いがベストではない。芝マイルから中距離に適性がありそうだが、スピードがやや不足するのでダートで勝ち上がるかも。また勝ち上がりに時間を要すると思われる。

No.27タッチアスの2016
Hail to Reasonが明確な主導を形成し、Mr.PrspectorとNasrullahのスピードが加わる。スタミナはDonatelloから。芝適性と距離適性は掴みかねるが、脚元が大丈夫ならば勝ち上がりが期待できる。

No.28マツリダワルツの2016
前面でクロスが入り乱れ仕上げ難いタイプ。個々のクロスの作り方は良いが、全体で見るとまとまりが悪いのが残念。芝中距離型と思われるが、勝ち上がりはダートになりそう。

No.29バグワイザーの2016
Northern DancerとNasrullahでまとめたオーソドックスな配合にMahmoudとHis Majesty(=Graustark)のスピード・スタミナが加わっている。脚元が大丈夫であればそこそこの走りは期待できそう。芝のマイラーか。

No.30ジュアンレパンの2016 
Hail to ReasonとNasrullahでまとめ、Hyperion系のクロスも取り込んだ配合。ダート短距離タイプに出そうだが芝もいけそう。脚元が大丈夫ならば面白い存在。

No.31ミステリューズの2016
サンデーサイレンス3×4で強引にまとめた配合。BMS内に全体と異なる部分があり、またバランスも良くない。芝中距離タイプ。仕上げは難しそう。

No.32ゴールドアイの2016
フォーティナイナーの3×3は欧米の血のつなぎ役となり、Northern DancerとSecretariatで全体をまとめている。きつめのクロスは気になるが、それ以外はまとまりが良い。
ダート短距離~中距離。開花すれば安定した走りを見せてくれそう。

No.33サンライトムーンの2016
Mill Reef、Buckpasser等異系統のクロスが並ぶのは減点だが、Mr.ProspectorとNorthern Dancerできちんとまとめられている。ダートを使われるだろうが芝で走る余地も。

かなり雑な内容になりましたが以上です。

今年のロードTOは脚元が丈夫であれば・・・、という馬が多いです。こればかりはある程度乗り込まないと分からない事なので、先行募集で勝負を賭けるには勇気が要ります。

★マーク無しの中ではNo23,27,30の脚元が大丈夫であれば価格も手頃ですし出資したくなりますね。