グリーンファーム愛馬会(以下グリーン)の出資候補を検討しました。

グリーンファームのイメージは長らくゴールドマウンテン、ブラボーグリーンらのイメージしかなく、このクラブはとうの昔に消滅したものと最近まで思っていました。

マキシマムドパリが秋華賞で激走したのを見てこのクラブの存続を知り、このたび一口馬主を始めるにあたり募集馬を調べることとなりました。

グリーンファームは恵比寿興業那須野牧場の他に社台ファームから馬を集めています。

社台ファームの馬へ安く出資できるのがこのクラブ最大のメリットであると思います。

ここ数年はノーザンファーム産が芝上位クラスのレースを勝ちまくっていて、社台ファーム産はダートでちらほら活躍馬を出す程度になっていますが、この傾向がいつまでも続くはずが無く、社台ファームの逆襲は必ずあるでしょう。

そのときにグリーンにも良い馬がきっと回ってくるはずで、その当たり馬を発見するためにもグリーンのチェックは怠れません。

2014年産で良いと思った馬です。


ファイヤーワークス 14,000千円 @70,000円

2014/02/10生 父ルーラーシップ 母プレンティフェスタ 母父シンボリクリスエス

【魅力を感じたところ】

社台Fブランドのルーラーシップ産駒が70,000円で200分の1の持分を買えるところ。



【気になるところ】

育成牧場のコメントによると頻繁に背腰に疲れが出ているそうです。ひょっとしたら背ったれなんじゃないかと疑っています。

美浦の中川厩舎管理。しょっちゅう背腰が疲れる馬なのでゴールドアクターを開花させた中川師は適任ですが、中川師は今年の春のG1でゴールドアクターとマジックタイムどちらも大敗させていて、少し不安を感じます。



【血統分析 2016年7月27日修正】

主導Mr.Prospector Northern Dancerか? 土台Pharos

スピードはNative Dancer、Nasrullah、Gold Bridge、Menowから。

スタミナはPrince Quillo、Bull Leaから。


鍛えてスタミナを身に付けて長距離でスピードを生かすのが良さそう。

欧州系の父と米系の母との間の子なので、どの祖先が強調されているか全く分からない。

とりあえず能力が開花するまでダートを使われる事になるだろう。

勝負根性と成長力はある程度期待できる。

問題はMr.ProspectorとNorthern Dancerが喧嘩した場合に能力開花が遅くなる事。

調教を重ねても一向に良くならないパターンも想定しておきたい。

[2016年07月27日加筆]

東サラとキャロットの2016年度募集馬の血統を見た後だと、ファイヤーワークスの血統で勝ち上がるには相当努力を要するように思います。

父方6、7代目にHail to Reasonが1つでもあれば違っていたのですが。



アーチザスカイ  10,000千円 @50,000円

2014/06/02 父ロージズインメイ 母ザカラーオブラヴ 母父ジェイドロバリー

【魅力を感じたところ】

クロスの殆どがジェイドロバリーと直結し、ジェイドロバリーへの集まり方に迫力がある所。

育成が順調であるところ。

ダート適性が高そうなところ。

【気になるところ】

ロージズインメイ×ジェイドロバリーの配合馬は過去に何頭も存在するのですが、勝率がとても低いのが気になります。つまり配合が合っていない可能性があります。

【血統分析】

主導 Raise a Native 土台 不明

スピード Native Dancer、Nasrullah、Almahmoudから。

スタミナ Prince Quilloその他米系からたっぷりと。

スタミナ偏重型で勝ち上がれるか不安。

開花:遅め 適性:ダートの長距離 成長力:なし 勝負根性:おそらくなし