ユニオンオーナーズクラブ(以下ユニオン)の出資候補を検討しました。

タルトリンツァー 10,000千円 @50,000円

2014/03/21生 父ドリームジャーニー 母シシーダルザス 母父Sicyos

【魅力を感じたところ】

ドリームジャーニーの配合のポイントであった、ノーザンテーストを強調する方向性を継承しつつ日本の馬場で有利なThe TetrarchとFair Trialの血が生かされているところ。オープンでも活躍できる血統的潜在能力を感じます。

また兄姉が2勝以上挙げていて、ある程度勝ち上がりの見込めるところも魅力です。

このレベルの配合にしては募集額がお手頃で、ハイリターンの期待を抱かせてくれます。


【気になるところ】

芝で活躍しそうな馬に出資するのは構わないのですが、それにしても体が小さすぎです。

2歳5月時点において牧場で十分に乗り込めないのでは躊躇してしまいます。

2歳12月でも出資可能ならいざ知らず、ユニオンは2歳馬に関しては5月末で締め切りなので、不確実性の高い状態では一口50,000円とはいえ慎重になってしまいます。

【適性】

芝の小回り。距離は二千前後で脚質は追い込み。ローカルの特別競走で人気を背負うタイプ。



アビイロード 13,000千円 @65,000円

2014/05/21生 父ストリートセンス 母ミンティエアー 母父アグネスタキオン

【魅力を感じたところ】

スピードの血が豊富なところ。スピードの血の量だけならば2016年皐月賞出走メンバーにも全くヒケを取りません。

5月21日という遅生まれにも関わらず、牧場での動きが絶好であること。

ほかの馬が15-15をできるかどうかという水準の時期に、アビイロードは13秒台を叩き出してしまいました。

アビイロードの父ストリートセンスは米国産で、いわゆるアメ車は仕上がりの早い馬が多いので、その辺りの特徴が出たと思われますが、順調度の良さが際立っているのは大きな魅力です。

私は地方交流重賞を取れる馬を探していて、アビイロードはその希望に合致する馬です。


【気になるところ】

既に日本で活躍しているストリートセンス産駒は勝ち上がりが早く、しかも連勝するタイプが多いのですが、一度勢いが止まると長いスランプに陥るのが気になります。

勢いに乗って重賞制覇。その後は大敗。競走成績(5-0-0-15)!という馬は嫌いではありませんが、私はどちらかといえば(3-6-6-5)みたいな馬を好むので、自分の好みと合わないのは気になります。

【血統分析】

Northern DancerとHaloの連合勢力で主導しAlmahmoudのスピードを生かす配合。Bold Rulerと米系の血が影響を及ぼしているのでやはりダート向き。

スピードの血は豊富でも有効なものは限られている。ズブそうなので、先行して粘り込む戦法が向きそう。

底力と成長力はあまり期待できない。



ピッパレジーナ 14,000千円 @70,000円

2014/05/05生 父ゴールドアリュール 母ファンドリオボッコ 母父ワッスルタッチ

【魅力を感じたところ】

ピッパレジーナの姉は交流重賞で長く活躍したアクティビューティです。当馬は父がバゴからゴールドアリュールに変わり、生産者のダート重賞を狙っている意図を感じられる配合です。

上で記述したように私は地方交流重賞を取れそうな馬を探していて、第一印象ではその狙いに合致する配合と感じました。

馬体が480kgに達し、体格に関してはダート戦でやっていけそうに思います。

【気になるところ】

跛行、球節炎などのトラブルがあった事。競走能力に深刻な影響は無いものの、その影響で調整が遅れてしまい、出資締め切りの5月末までに目途が立たないところ。

血統はNorthern Dancer4*6×3が前面に出過ぎて、大当たりか大外れの配合になっているところ。

お金に余裕があれば勝負したいですが、そうではないので慎重に判断したい1頭です。

【適性】

芝ダート兼用。案外スタミナが無さそうなのでマイルまで。近親度が強いので好調期に勝ち星を量産したい。